教育資金・投資教育ってどうしてる?(未就学児・小学生/後編)

教育資金についてご覧になりたい方は、前編をご覧ください。

教育資金・投資教育ってどうしてる?
(未就学児・小学生/前編)

Q2.ここまでも投資教育の話が出てきましたが、お子さんへの投資教育はどうしていますか?

Cさん(4歳・1歳児男の子ママ)は、
子供に実際に現金で買い物をさせることでお金について教育中!

Cさん:投資教育といっても、私たちの子供はまだ小さいので、投資教育をするための前段階の過程ですよね。お金の概念とかそういう話からかなって思ってます。

Dさん:日本のお金のイメージって、お金のことばかり考えているのは良くないこと、お金儲けは卑しいっていう感覚がなんとなくずっと残ってますよね。

Bさん:人前でお金の話はしちゃいけないとかね。

Aさん:子供には、お金って人を満足させて得られるものだから、卑しい・汚いものじゃないんだよ、ということは伝えたいんですよね。

Cさん:確かにそうですね。上の子は4歳になったので、お金の概念はそろそろ伝えないといけないと思い始めました。そもそも(4歳の子供が)「なんでも買ってもらえる」と思ってしまっていて。そこで義母に教えてもらったのが、子供自身が現金で欲しいものをレジで並んで買って、商品とおつりを自分で受け取る、という全部の行為を一人で完結させてみる、ということでした。実際に、おもちゃを買う時に実践してみました。本人はお金というものを少しは実感したようで、「おつりのこのお金は、弟のために靴下を買ってあげるんだ」と残ったお金の使い道などを考えていました。それでも普段は電子マネーで「ピッ!」で(買い物が)終わるので、お金の概念みたいなことがすぐ薄れちゃうなと感じています。そこから、あえて切符を券売機で買って電車に乗る、という形で普段の生活にも現金での支払いを取り入れたりしています。

Aさん:最近は、レジのおもちゃにもクレジットカードを通す場所やタッチする場所がありますよね。

Cさん:本当に最先端ですよね!だからどうやって価値を伝えたらいいのか悩みます。

Bさん(小学2年生男の子、2歳児女の子パパ)は、
お手伝いした分をお小遣いとしてあげることでお金について教育中!

Bさん:難しいですよね、うちの子もなんでも買ってもらえると勘違いしてました。だから上の子には、小学校1年生の時からお小遣いをちゃんとあげるようにしています。1週間に1回と小刻みにして、お手伝いしたら100円あげるっていう形です。1ヵ月に1回だとお手伝いを頑張れないので…。

Dさん:働いた分あげるっていいですね!お小遣いは(お手伝い代とは)別であるんですか?

Bさん:ないです。働いた分だけ!「(今週は)お風呂洗ってないから100円あげられない」みたいに。(笑)逆に、追加で頑張ったら追加であげます。

Dさん(小学3年生女の子ママ)は、
子供名義の銀行口座を開設+普段使うお金は交通系ICカードに1,000円ずつチャージしてお金について教育中!

Dさん:うちは本当にアナログなんですけど、6歳くらいまではおばあちゃんからもらったお金とかを缶に貯めてたんですよ。それで、缶がパンパンになったので初めて銀行口座を作ってみたら、「あー、私のお金だ〜」ってすごく喜んでましたね。缶に貯めているんじゃなくて、銀行口座から下ろせるっていうのはすごく自分のお金だっていう実感が湧いたみたいです。
ただ、普段の生活では現金を持たせることはなくて、いつも交通系ICカードに毎回1,000円ずつチャージして渡してます。「使えばなくなる」っていうのは分かっているみたいで、自分でいつも計算してます。「1,000円チャージしてもらった後、今電車に乗るために120円使って、ジュースも買ったから、あと700円何に使おう」とかすごく考えていますね。やっぱりお金の使い道を考えさせるのって重要だなって、見てて思いますね。

Cさん:1,000円はどういうタイミングであげるんですか?

Dさん:なくなったら、チャージしてあげています。

Cさん:3日後にちょうだい!とかになっちゃいませんか?

Dさん:子供にはママはお金がないと思ってもらうようにしてて、(すぐに欲しいと言われたら)「え〜ママお金ないよ〜」と言うと、「ちゃんと1,000円長持ちさせなきゃ!」って思ってくれてるみたいです。

Cさん:えらーい!

Dさん:ママがお金ないアピールをするので。(笑)「ママお休みの日も働かないといけなくなっちゃうよ!」とかいうと、「あー、それはだめ〜!」とか言って。

Bさん:私がそんなこと言ったら、「働けばいいじゃん」って言われそう…。(笑)

Aさん(4歳・1歳児女の子パパ)は、
お金をどうやって稼ぐのか、その意味を伝えていくことでお金について教育中!

Aさん:私は、基本的に買い物はネットショッピングが多いので、パソコンをさわっていると、長女がおもちゃのカタログ持ってきて「インターネットでこれ買って!」と言ってきます。(笑)ポチッポチッと押すだけで、欲しいものが手に入るように見えるんでしょうね。だから本当にお金の価値をどうやって教えるかが難しい。私たちが(子供の頃に)やってきたやり方ではだめなのかなって思います。
最初にも話したように、お金の価値を教えるために、まずはお金というものは働いて頑張った分もらえる対価であることだったり、人を満足させて得られるものであったりすることを伝えるのは大事かもしれないですよね。みんながそうやって考えて働いて得たお金は尊いものであるということを伝えたいって思います。

なんだか素敵な話が聞けました。

Cさん:仕事内容を細かく伝えることは難しいですが、今は職業体験ができる施設などもありますしね。わかりやすいお仕事から理解していって、少しずつ伝えていけたらいいですよね。

これから結婚・子育てをしたいと思っている人たちに、今のうちにやっておいた方がいいと思うことありますか?

Dさん:やりたいことはやっておいた方がいいですよ。子供が産まれる前に。

Cさん:習い事や趣味など自分磨きへの投資に使った方がいいですよね。自分の時間がなくなってしまうので…。

Bさん:私は旅行が趣味なので独身時代は国内だけでなく、世界各国をまわりましたね。それで知見を広められたと思っています。でもお金はなかなか貯まらなかったかも…(笑)

Dさん:経験を買うという意味で、やりたいことにお金をかけることも大事ですよね。

Cさん:ただ、私は子供が生まれる前まで、計画性がなくて無駄なものも買っていたから、そういった無駄遣いしていたお金は貯めておいても良かったかな、と感じます。

Dさん:資産運用会社の人間っぽいことを言うと(笑)、やっぱり今は低金利で全然利息がつかない状況にあるから、資産運用については勉強しておいてもいいんじゃないかな。「ちょっと」知っておく、「ちょっと」始めておく、その「ちょっと」が、将来大きな差になるんじゃないかなって思います。

最後に、皆さんから一言お願いします。

Aさん:日常、子供が騒がしい場所で一緒に生活しているとたまに抜け出してカフェで静かに本を読みたい、と思う日もあります。でもやっぱり子供がいることでこれまで経験できないことをさせてもらってる、という気持ちになります。

Bさん:自分の時間はすごくなくなるけど、子供との時間は増えて、親友みたいな関係でとても楽しいです。今までの友人との遊ぶ時間は減ったけど、新しい友達との時間が増えて、この関係もとても楽しいです。

Dさん:私の人生を豊かにしてくれている子供のために、自分たちにできる限りではあるものの、賢く教育資金を運用していきたいですね。

Cさん:あとはAさんみたいに家庭の中でもお金の大切さを伝えて話題に出し、当たり前のようにお金があるわけではないこと、使うことも大切だけど、お金を育てていくことも大切だということをゆっくり話していくことで、子供が大人になるころには資産形成が当たり前の世の中になればいいなと思っています。

皆さんがいろいろ考えていることがよくわかりました。次回は皆さんの先輩パパママである中・高・大学生編を予定しております。参考になることがいろいろ聞けるかもしれませんので、楽しみにしていてください。本日はありがとうございました。

まとめ
未就学児・小学生編
教育資金・投資教育どうしてる?

  Aさん
(4歳・1歳児女の子パパ)
Bさん
(小学2年生男の子、2歳児女の子パパ)
Cさん
(4歳・1歳児男の子ママ)
Dさん
(小学3年生女の子ママ)
教育資金 米ドル建ての個人年金保険とインデックスファンド ハイリスク・ハイリターンの投資信託 世界株式に投資する投資信託(つみたてNISA)と外貨預金積立 学資保険と投資信託(つみたてNISA)
投資教育
(お金について)
お金をどうやって稼ぐのか、その意味を伝えていく お手伝いした分をお小遣いとしてあげる 子供に実際に現金で買い物をさせる 子供名義の銀行口座を開設+普段使うお金は交通系ICカードに1,000円ずつチャージ

資産運用会社で働く社員も、家庭ごとに異なる価値観で教育資金や投資教育のことを考えていました。今回インタビューした方々は、将来の教育資金は長期で準備するものという考えから、比較的リスク資産を多く組み入れた投資信託などを使って資産運用をしているようです。また、投資教育については若年層の子供に向けてということで、まずはお金の価値について教育しているという声が聞かれました。